こんにちは、ココリネです。
あなたは電話がかかってきて、出たらすぐに名乗りますか?
昔は名乗るのは当たりまえでしたが、今のご時勢、何に使われるかわかりません。
名前を知られるケースはたくさんありますが、今回は電話応対で知られる前提で書いていきます。
もくじ
最近は電話で名乗る人がほとんどいません
知っている番号からの着信。
つまり相手が家族や友達、知人なら安心して名乗れますよね。
逆に、多くの人が見覚えのない番号に警戒心を持っています。
わたしは、仕事でお客さまに電話をかける場合があります。
9割以上のお客さまは自分から名乗ることはありません。
誰なのかわからない相手に、名前を知られないようにするためでしょう。
なぜ名前を知られないようにするのか
電話帳に載ってれば、電話番号と名前で番号案内などで住所を調べられてしまいます。
電話帳に載っていない場合は調べることはできません。
NTTが勝手に教えてしまうこともありません。
ですが、探偵を使ってお金の力で調べようとすれば特定できてしまうかもしれません。
電話番号、名前、住所をまったく知らない人に把握されるって怖いですよね。
名前と電話番号を知られる危険
母のところに詐欺電話がかかってきたことがあります。
県外に住んでいる弟の名前を使ったオレオレ詐欺(ふりこめ詐欺)です。
母が怪しんだので未遂で終わりましたが、だいぶ恐ろしかったようです。
そうです。名前を知られると詐欺に使われてしまうことがあるのです。
最近の詐欺は「オレだよオレオレ」ではなく実名を使って電話してきます。
本人かどうかを確実に確認。合言葉は大事です
先日、テレビのふりこめ詐欺対策のコマーシャルを見ました。
うろ覚えなので、だいだいの感じです。
よしお(名前を忘れたので仮名)「かーちゃん、オレだよ。よしおだよ」
母「どうしたの?」
ニセよしお「金がいるんだよ。助けてよ!」
ここで母は、息子があらかじめ用意していた怪しい電話対策メモを見る。
メモには「今度温泉につれていく」と息子との約束が書いてある。
母「よしお。あなた、今度どこに連れていってくれるって言ってた?」
ニセよしお「ハア? なに言ってんだよ! わけわかんねー」
母「……! (よしおではないと気づく)」
おわかりでしょうか。
よしお君と母親は「温泉につれていく約束」という合言葉を決めていたようです。
怪しい電話がきても、よしお君にその質問をすれば簡単に本人確認ができます。
温泉に行く約束ではなくても何でもいいです。
ぜったいに本人にしか答えられない質問を用意しておくと詐欺に気づきやすいです。
それでは次に、名前を知られないようにする電話対応を書いていきます。
電話に出て最初のひとことは「はい」のみ
最初に「はい」または「もしもし」と答えるだけにして相手の出かたをみます。
名乗りもせずに「○○さんのお宅ですか?」と聞かれたら要注意です。
ただ、電話慣れしていない・緊張しているだけの人の場合もありますが、わたしの経験上、名乗りもせず唐突に「○○さんのお宅ですか?」と聞いてくる人間は、高確率でセールスか悪意のある電話です。
いたずら・間違い電話を装って個人情報を入手しようとする電話があります。
ご注意ください。
「○○さんのお宅ですか?」と聞かれた。または相手が答えない場合
決して名乗らずに「どちら様でしょうか?」と聞き返します。
相手が名乗り、その人が知っている人ならOK。
上記のようなニセよしお君でなければ、安心して会話してください。
もしも間違え電話だったら…?
「すみません、間違えました。○○さんのお宅ではないんですよね?」
こんな風に聞かれるかもしれません。
ここでの答えは「はい違います。何番におかけですか?」です。
間違っても「はい違います。うちは○○です」などと親切に名乗ってはいけません。
相手が答えない場合
「はい」と電話に出て、相手が無言だったら?
「どちら様でしょうか?」とたずねます。
それでも応答がないときはガチャンと切らずに、手でフックを押して切ります。
どんな相手なのかもわからないので、ムダに刺激しないようにしましょう。
個人情報を守るための電話応対まとめ
Point
- 電話に出てすぐの返事は「はい」「もしもし」
- 相手の素性・用件がわかるまで名乗らない
- たとえ間違い電話でも名前は言わない
- 名乗らない相手には「どちら様でしょうか?」
わたしは、名乗らず・用件も言わない相手に名乗らないのは失礼なことだと思いません。
しかし、堂々と自分の名前も言えないなんて、ちょっぴりさびしいですね。